29Apr
今回はベローナで開催されたワインとオリーブオイルの見本市Vinitalyを中心に、ミラノ、そしてフランスとの国境のリグーリア州を回ってきました。
リグーリア州で栽培されているタジャスカ種のオリーブはすでに出尽くしている感があり、素晴らしい搾油所を見つけるのをほぼ諦めていたところ、2年ほど前にご紹介頂いた搾油所のオリーブオイルが有機栽培でとても美味しかったので、この機会に畑を見学に行きました。
ミラノから電車に乗り2時間、ジェノバからフランス国境まで続くリグーリアの海岸は北イタリアとは思えない暖かで穏やかな空気に包まれていました。
電車で2時間ほどいった国境に近い小さな町で電車をおり、そこからは車で標高500m~700mのところにあるオリーブ畑に向かいました。20分ほどで到着したオリーブ畑は、海に向かって日当たりの良い斜面にあり、それは美しい光景でした。
『この辺りはミクロクリマ(局所気候)と呼ばれる特殊な気候のお蔭で、リグーリア州の中でも特に作物が健康に育つ素地がある』と話には聞いていましたが、実際にこうやってその土地に立つと、清々しさ、エネルギーを肌で感じ、心からこの土地が気に入りました。
腕の良いシェフだったオリーブ農園のオーナーは、人口が減りさびれる一方の村を懸念し、レストランの傍ら、オリーブを育て製品を作ってきました。今では高品質な有機栽培のオリーブオイルとして、ヨーロッパで広く認められるまでになっています。
オリーブオイルの他に、村で作られた農産物を使用した様々な商品があり、それがどれも素敵で、今のところベリタリアではどれを輸入しようか検討中です。
■文:ベリタリア バイアー 藤本真理子
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