2Dec
ベリタリアです
今日は基本のパスタのゆで方です。
パスタはツルっとしたテフロンダイズパスタと、表面がザラザラしていてソースの絡みやすいブロンズダイズパスタがあります。
どちらのパスタにしても、大切なのは歯で噛み締めたときの食感なので、茹で加減と塩味が特に大切になってきます。(のびて塩の効いていないパスタほどまずいものはありません)
まず、パスタを美味しく茹でるためには、水はパスタ100gにつき1リットル。塩は水1リットルにつき10g程度用意してください。そして鍋ですがロングパスタの場合は底の深く水がたっぷりと入る大きな鍋を、ショートパスタやシートパスタを茹でる場合は浅めでもかまいませんがやはり大きな鍋を用意してくださいね。
それでは茹で方の説明です。お鍋に水をたっぷりといれ、それに合わせた量の塩をいれて、お湯を沸かします。
お湯がわいたらパスタを投入して軽く沸騰するぐらいの火加減でパスタを茹でていきます。この時ポイントが3つ。1つめがたっぷりのお湯で茹でること。たっぷりのお湯で茹でることがパスタがくっつくのと、擦れるのを防ぎます。2つめがちゃんと塩を利かすこと。パスタを塩水で茹でるとパスタ自身にしっかりとした塩味がついてパスタが美味しくなります。特にこのパスタを茹でるときに加える塩の量はあとで修正がきかないので要注意です。
水2リットルに塩20g程度にしておりますが、塩の量はお好みで調整してくださいね。そして最後の3つめがグツグツとパスタを茹でないことです。1のたっぷりのお湯で茹でること通じるのですが、グツグツと沸騰させてパスタを茹でるとパスタが互いにこすれあってパスタの表面が削れてしまいます。このパスタの表面が削れてしまうとソースとの絡みが良くなくなり、料理として仕上げたときにパスタとソースの一体感が薄れてしまいますので、静かにフツフツと沸騰させてやることが大事です。また、茹でているあいだ必要以上にかき混ぜないで、ときどき混ぜる程度にしください。
こうしてパスタを茹でていき、最後にアルデンテと呼ばれるような食べたときに歯でしっかりと噛み締めるぐらいのほどよい固さに茹で上げます。これはパスタが茹であがる少し前に自分でパスタを1本噛んで食べてみて、ほどよい固さでザルにあげてください。
以上が基本となるパスタの茹で方です。パスタの茹で加減は、茹でたあとに加熱するか、冷製パスタにするか、などによっても違ってきます。また、パスタは同じ種類でもメーカーの違いによって茹でるときの時間など違ってきますので、そこは微調整が必要です。
※塩味は1%にしていますが、イタリアでは1.8~2%近くの濃度にして、ソースにはまったく塩味をつけないでパスタとソースを合わせるときに、自然とパスタから塩がソースに移る。という方法を使っています。