7Oct
アナスタシ社が行ってる自然の法則に沿った取り組み
① オリーブオイルを搾った後には、水分と果肉と種が入り混じったペーストが残ります。固形分と水分に分離し、水は貯蔵しておいて、必要なときにオリーブの木に散水します。
②オリーブオイルを搾った後のペーストは貯蔵タンクに保管されて、熟成するとメタンガスが発生します。そのメタンガスで電力を作ったり、また暖房の燃料に使います。
③ペーストの中から種のみを取り出す技術を持っています。油を含んだ種はよく燃えるので燃料として使われます。特に香りがよいので、ピザ屋さんに販売されることもあるそうです。
④工場の屋根には、ソーラーパネルが設置されており、太陽から作った電力機械などの動力をまかなっています。
⑤ 南イタリアの厳しい夏を乗り切るために散水設備が整っています。湖から水を引く電力も自社でまかなっています。
州立公園の中にある畑であるがゆえに、自然との共存を余儀なく求められたからだとオーナーは笑って答えておられましたが、自然に敬意を払いつつ、オリーブを育て、オリーブオイルを作るシステムを作るには人並以上の努力や投資が必要だったことは現地に行って容易に想像できました。
15年という長い取り組みの積み重ねが商品に現れていると感じました。