26May
ベリタリアです
訪問記 ２ は → こちら
サルデーニャ島ではドメニコマンカ社へ会社訪問に行ってきました。
サンジュリアーノというブランドでとても美味しいオリーブオイルを作っている会社です
サルデーニャ島北西部のアルゲーロという入江になった港町から
３０分ほど郊外に行った
小高い丘に会社はありました。
ベローナでお会いしたパスクワーレ社長さまと
前代社長さま ドメニコ・マンカさんが
笑顔でお出迎え
ご挨拶をおえると
オリーブ畑を見にいきましょうと
自らハンドルを握って車でご案内いただきました
オリーブ畑を通りさらに坂を登ること５分
言葉にならないような美しい景色、そして深呼吸したくなるような空気
眼下には樹齢百年以上のオリーブの大木が
林のように広がっています
すべて自社のオリーブ畑と言うからびっくり
海岸近くに居住地が集まっており
オリーブの木の林と一線を画しています
そのオリーブの森の真ん中にある
白い建物がドメニコマンカの工場です
反対側はまたどこまでも続くオリーブ畑
こんなに広大な畑ですが
きちんと整備されていました
オリーブ畑を見た後
私たちは工場を案内してもらいました
ピカピカに掃除された工場内は
温度も一定に保たれオリーブオイルにストレスを与えないよう
色々な工夫がなされていました。
まず目には入ったのは中央にドンと設置してある石臼
オリーブを粉砕するのには機械方式と石臼方式があります
機械だと細かくオリーブを粉砕できるので
たくさんオイルを搾ることができます
しかし、種まで粉砕してしまうので
それがオイルの雑味となってしまうのです
一方、石臼だと細かく粉砕されないので、
雑味が混じりにくく
繊細なオイルができます
ただこの写真のように上オリーブのペーストは空気に触れるので
そういう意味ではディフェットになります。
しかし
ドメニコマンカ社の場合は
オリーブ畑の真ん中に工場があるので
オリーブを摘んでから１時間以内に搾油をする
という驚異の短時間で
そのディフェットを補っているようです
上の石臼でペースト状になったオリーブは
こちらの機械でオイルを搾ります
工場の中を何本も走るパイプ
ドメニコマンカ社では
６種類のオリーブオイルを作っていますが
それぞれのオイルは絞られた後
空気に触れることなく
それぞれのパイプを通って
タンクに運ばれます
こちらがオリーブオイルを保存しているタンクです
よく見るタンクは上の部分が空気に触れているのですが
ドメニコマンカ社はチッソガスを充てんすることにより
オリーブオイルの酸化を防いでいます
細かいところまで気をつけてオリーブオイルを生産している
ドメニコマンカ社でした
関連記事
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (8)
コメントは利用できません。
SECRET: 0
PASS:
景色だねっ！ﾍ(ﾟ∀ﾟ*)ﾉ
SECRET: 0
PASS:
オリーブオイル工場、初めてみました。
面白いですね～。
石臼も、絞った後に、空気に触れない仕組みも。
参考になりました。
SECRET: 0
PASS:
本当に、、絶景でしたよ＾＾
SECRET: 0
PASS:
石臼はね賛否両論あるんですよ。
オリーブオイルだけではなく、その製法についてももう少し勉強したいものです。
SECRET: 0
PASS:
現地まで行かれた方だからこそのブログ、勉強になります。
大切に作られたオイルを大切に使わせて頂きます。
今後ともよろしくお願い致します。
SECRET: 0
PASS:
上に同じく、大変勉強になります。粉砕時の注意点から搾汁まで、はじめて見る機械です。
一滴のオリーブオイルをもっと大切にしなくては！という気持ちになりました。
SECRET: 0
PASS:
ありがとうございます。
どんなところで生産されて
生産者さんがどんな気持ちで
作られているかお伝えすることが
販売する以上に
大切な仕事だとおもっています。
こちらこそ、今後ともよろしくお願い致します。
SECRET: 0
PASS:
ありがとうございます。
皆さんから嬉しいコメントを頂いて
私も頑張って色々お伝えしていこうと
気持ちを新たにすることができました。