3Nov
何度アップしても写真が最後に移動してしまうという現象が起きています。
お見苦しいことお許しください。
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こんにちはオリーブオイルソムリエのベリタリアです
3日前からアッシジに滞在しております。
今日は友人Sさんのお友達Pさんにお願いして以前から行きたかった搾油所に案内していただきました。
ウンブリア州のオリーブオイルは骨格のしっかりしていてピリ辛なオイルですので、お肉類、特に豚肉に合うオイルだと言われています。
今年はトスカーナのオイルが寒波のためにかなりダメージを受けているという噂を聞いたので、隣の州のウンブリアのオリーブオイルをテイスティングに選びました。
以前から注目していて訪問希望だったV社に連絡をして搾油所見学をさせていただきました。
午後6時過ぎだったでしょうか、工場ではまだまだ仕事が残っているという様子で、その日に摘んだオリーブはその日のうちに搾油するという姿勢が見てとれました。
まだまだ仕事中でしたが、心よく搾油所内を案内してもらい、テイスティングをさせていただきました。
搾りたてのオイルをグラスに注いでもらうと驚くほど濃い緑色。
見た目は『抹茶のお濃』のような感じで、飲んでみると甘みもあって良い感じ。
後にピリピリ感が程良く残ります。 濃厚なのに後味すっきり、面白いオリーブオイルでした。
オーナーに、『このオリーブオイルのお味は日本の抹茶のようですね』と言うと、ちょっと困った顔をされました。 抹茶は飲んだことがないそうでした。
しっかり油を落としてカリッと焼いた豚肉に塩とこういった濃厚なオリーブオイルだけで食べると美味しいだろうなぁ、、と妄想。
濃い抹茶のような色はだんだん変色して茶色のオリとなって下に沈殿します。
濁った緑色はだんだん透明で緑~黄色のオリーブオイルとなります。
この上澄みをボトルに詰めたものが無ろ過オリーブオイルと呼ばれます。
味も風味も豊かなオリーブオイルです。
今ベリタリアで扱っているEXVオリーブオイル『バランカ』 はとっても上品でフルーティーなのが特徴ですので、この骨格が強くまったりとしたオリーブオイルはある意味その対極を行くオイルでしょうか。
いずれにしてもオリーブオイルは苦みや辛みも味のうちですので、色々お味見して好みのオイルを見つけていただけたらと思います。
また、こういった力強いオイルは1年たって落ち着くとどういう味になるか想像して、また一年後に味見するのも楽しいと思います。
是非取り扱いたいオリーブオイルでした。
このキレイな色のオイルが楽しめるのはほんの短い期間限定の『搾りたてドブロクオリーブオイル』なのです。
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コメント
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コメント (5)
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こんな搾油所だったのですね。Pと一緒に拝読しました。
豚肉と合わせたいとあると説明したら、「あら、豚肉にオイルは合わないのよ、肉自体が脂っこいから」と。えー、でも書いてあるよと読み進め、あ、脂をよく落としてって書いてあると付け足したら、「あぁ、それなら」と納得していました。今更ですが、ベリタリアさんもPも、食材のことをよく分かってらっしゃるんですね。あらためて感心してしまいました。
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私も美味しい妄想大好き~(^O^)/
緑の色が採れたて感たっぷりですごいですね~(ワオォ~)
バケットが緑な感じ~フレッシュバケット?ヤバい~妄想~(^O^)/
またお邪魔いたします(*^^)v
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コメントありがとうございます!
そうなんですよ、こんな感じの搾油所でオーナーは感じの良い方でした。
豚肉はPの言うように脂っこいので茹でるかカリってと焼いて油を落とすかしてオリーブオイルで食べると絶品ですよ。
またアッシジで作りましょうね!
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うふふ、かおりっちぃさんも妄想爆発ね。
本当にフレッシュなオイルでしたよ。びっくりでした。
そのうちかおりっちぃ邸にも届いたりして~♪
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先日、アッシジの広場でオリーブオイルの祭をやっていました。15くらいの搾油所が出展していたので、面白がって味見してきました。
今年から始まった企画で、来年もやると言っていましたよ。次回のご滞在の時期と合うと楽しいですね。
企画元
http://www.frantoiaperti.net/
アッシジでのプログラム
http://www.frantoiaperti.net/programma.asp