17Jan
こんにちはみなさま、オリーブオイルソムリエのベリタリアです。
昨日に引き続いて美容の話題です。
クレンジングをするときに、オイルを使っている方、その油は何の油か成分表をチェックしたことありますか?
油には蒸発して乾燥する油と、蒸発しないでいつまでもシットリする油があるのをご存知でしょうか?
油脂は乾性油、不乾性油、半乾性油の3つに分類されます。
亜麻仁油、ポピー油、クルミ油は薄く塗布すると乾燥(固化)し始めます。このように薄くのばしたときに、常温で乾燥する油を「乾性油 Drying oilと呼びます。
逆に、オリーブオイルや落花生油、つばき油など、いつまでも液体のままで乾くことがないオイルを「不乾性油」と呼びます。
その他、乾燥しないわけではないが、非常に時間のかかるものや、いつまでもべたついて完全に乾燥しない油を「半乾性油」と呼びます(ゴマ油、ナタネ油など)。
用途によって乾く油が使われたり、乾かない油が使われたりします。
例えば油絵具の材料として使用されるのは「乾性油」
いつまでもキャンバスの絵の具がべたべたでは困りますよね。
代表的なものにリンシードオイル(亜麻仁油)、ポピーオイル(ケシ油)、ウォルナッツオイル(胡桃油)などが挙げられます。
油絵具とはこの乾性油で顔料を練ったものなんですね~
そう考えると、顔のメイクを落とすオイルに乾性油が使われるとどうなるか想像できますね。
顔に塗って落としきれない油は蒸発していきます。 そうやって肌の乾燥を引き起こします。
ここで何故乾燥するかという知識がないと、乾燥したからオイルクレンジングを更に強化して、肌はさらに乾燥するという悪循環に陥ります。
クレンジングにオイルを使う場合には、何のオイルで出来ているかきちんとチェックしてから使うようにしてください。
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コメント
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コメント (4)
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目から鱗な情報ありがとうございます。油の種類だなんて考えたこともありませんでした。早速家に帰ったら成分表をチェックしてみます!
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コメントありがとうございます。
本当に恐い話なのですが、私は実際15年ほど前に当時流行っていたオイルクレンジングをせっせと毎日やっていました。もちろんダブルクレンジングで。 1年後には何もつかえないほどボロボロ、、皮膚科通いの毎日、、本当に今から考えると馬鹿な話です。
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>『ベリタリア』オリーブオイルソムリエが選ぶイタリア食材さん
うゎ~そう聞くと習慣って恐ろしいですね。日々の積み重ね。今はきっとオリーブオイル効果でお体が生き生きしていることでしょうね(^^)
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コメントありがとうございます。
本当に小さくても、毎日の悪い積み重ねは恐いし、逆に良い積み重ねは大切ですよね。
お陰さまで乾燥とは縁がなくなったので、とても有難いとおもっています^^