飲めるオリーブオイル『バランカ』と直輸入イタリア食材

menu

オリーブオイル専門店ベリタリアのブログ

ベルガモットオリーブオイル「アナスタシ社」の自然循環への取り組み

みなさまこんにちは、オリーブオイルソムリエのベリタリアです。

好評いただいております、フレーバーオリーブオイル2種類 ①ベルガモット ②レモンですが、ベルガモットの方が今年分が完売いたしました。

今年は、このベルガモットオリーブオイルをアルケッチャーノの奥田シェフがとても気に入ってくださって、豪華客船飛鳥のディナーで使っていただいたり、多くのデパートでのイタリア展、そして、今月の中ごろからは北海道トマムの星野リゾートにあるレストラン「アルケッチャーノ」でも使っていただくことになっております。

アナスタシ社は州立公園の中に工場があり、特に厳しい規制の中でオリーブオイルを生産しています。 その素晴らしい取り組みをレポートしましたので、是非一読ください。

ベルガモットオリーブオイル工場訪問①

ベルガモットオリーブオイル工場訪問②

南イタリアではオーガニックオリーブオイルの先駆者的なアナスタシ社では、あらゆる面ですばらしい取り組みをなさっています。

15年という長い取り組みの積み重ねをなさっている実力はさすがだと思いました。

こちらの工場で特にびっくりしたのは、オリーブオイルを作る電気や動力を完全にオリーブのカスで出来たメタンガスや太陽光でまかなっている点でした。

通常は一番搾りのオリーブオイルを絞った後に残ったカスは別の業者さんに販売されて、その業者さんが二番搾りや三番搾りのオリーブオイルを作るのですが、アナスタシ社では、その先の工程①~⑤も自社でおこなっています。  

アナスタシ社が行ってる自然の法則にそった、取組をご覧ください。

 

①オリーブオイルを作った後には水と果肉と種が入り混じったペーストが残ります。水は貯蔵しておいて、必要なときにオリーブの木に散水します。

飲めるオリーブオイル『バランカ』とプレミアイタリア食材
②オリーブオイルを絞った後のペーストは貯蔵タンクに保管されて、熟成するとメタンガス発生します。そのメタンガスで電力を作ったり、また暖房の燃料に使います。
飲めるオリーブオイル『バランカ』とプレミアイタリア食材
③ペーストの中から種のみを取り出す技術を持っています。
油を含んだ種はよく燃えるので燃料として使われます。特に香りがよいので、ピザ屋さんに販売されることもあるそうです。

飲めるオリーブオイル『バランカ』とプレミアイタリア食材
④工場の屋根には、ソーラーパネルが設置されており、作った電力で機械などの動力をまかなっています。
飲めるオリーブオイル『バランカ』とプレミアイタリア食材
⑤南イタリアの厳しい夏を乗り切るために散水設備が整っています。、湖から水を引く電力も自社でまかなっています。

国立公園の中にある畑であるがゆえに、自然との共存を余儀なく求められたからだとオーナーは笑って答えられていましたが、自然を大切にしつつ、オリーブを育て、オリーブオイルを作るシステムを作るには並以上の努力や投資が必要だったことは容易に想像できます。

アナスタシ社のオリーブオイルですが、ただいま有機栽培レモンオリーブオイルはサイトにて販売中です。

※ベルガモットオリーブオイルは1月初旬に再入荷予定です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメントは利用できません。