15Apr
2013年の春に素敵な出会いがあり、新しくシチリア産の素晴らしいオリーブオイルを輸入することになりました。
生産地はキアラモンテ・グルフィー。
シチリア島の東南から1時間ほど内陸に入ったラグーサという町の北にある小さな町です。
イタリア各地域に土着の品種のオリーブがあり、
この地域はトンダイブレア種というトマトの香りのするオリーブオイルで有名な地域です。
オリーブの単一品種をメインに扱っているベリタリアとしては
バランカの次に是非ラインナップに加えたい念願のオリーブオイルでした。
青い早積みのトンダイブレア種のみを使ったDOPオリーブオイル。
シチリアにも何度か足を運び探していましたが、
このときまでコレというものに出会うことができないでいました。
私にこのオリーブオイルを紹介してくださったのは、
ミラノの名レストラン「クラッコ」のオーナでシェフのCarlo Cracco (カルロ・クラッコ氏)
トマトの風味のするトンダイブレア種オリーブオイルが取り扱いたくて、
2年ほど探していたところ、ミラノでイタリアンの巨匠カルロ・クラッコ氏の
ミラノのレストランに食事にいったときのことでした。
カルロ・クラッコ氏のレストランで働いていた友人が
クラッコ氏を紹介してくださったので、思い切って
『私はトンダイブレア種のオリーブオイルを探しています。
クラッコが選んだトンダイブレアのオリーブオイルを是非紹介して欲しい』
と、お伝えしたところ、心よく今クラッコの厨房に呼んでくださって、
今使っているトンダイブレア種のオリーブオイルを
3種類テイスティングさせていただきました。
テイスティングした後に、ポリフェーモを指差して
「これが一番私の好み。」とお伝えしたところ、僕もそれがいいと思うと。
同意してくださったクラッコさん。
そしてすぐにポリフェーモ生産者さんにご連絡してくださって、無事にお取引が開始できたという幸運に恵まれました。
今思い返しても夢のような出会いと夢のような出来事からご縁がつながったオリーブオイルです。