19Jun
こんにちは、オリーブオイルソムリエのベリタリアです。
カフェ『ジュリエッタ』のメニューを考えています。必ず入れたいと思っているのがシチリア産真っ赤なオレンジジュース。 ご存じですか?
日本でも随分有名になったので、ご存じですよね。
最初に出あったのは確かミラノのホテル。朝食だったのでトマトジュースだと思って飲んだら違う味だったのでびっくりした思い出があります。
濃厚な味と酸味が絶妙で、暑くなると欲しくなる味なんです。
地中海地域にて栽培されるArancia Rossa(赤いオレンジ)は、Tarocco(タロッコ)種、モロ種、サングイネッロ種と言われ、通常のオレンジと異なり、真っ赤な果肉のものが出来るのが特徴です。(全てが真っ赤ではないようです)
朝はストレートで、夜はキリリと冷えたスプマンテと割って、シチリア風ミモザなんてカクテルもいいですね。
この真っ赤なオレンジの注目すべき点は美肌に効果があるということ
ビタミンCの量ですが、タロッコには通常のオレンジの約2倍のビタミンCが含まれており、話題の抗酸化作用のあるアントシアニンも豊富で、ビタミンCと融和して、疲れた体をほぐしてくれる働きもあります。
フレンチ家庭料理の飯田美雪さんの本で印象的な言葉があります。『見えない力で、その地に住む人にそのときに必要なもの、人がいきていくのに欠かせないものが配されていることを知り、私は深く感動しました。』 外交官の夫を持ち、世界各国を巡られた飯田先生ならではの気づきとお言葉ですね。
太陽の強いシチリアでは、強い太陽は肌に悪い。しかし、ちゃんと肌を修復してくれるような力のある作物が出来るというわけです。
最近、日本でもよく見かけるブラッドオレンジジュース。
日本に入荷しているものはほとんど「冷凍品」です。収穫した実をすぐに絞って急速冷凍したものなので、天然のタロッコオレンジの美味しさを楽しむことができます。
飲むときには冷蔵庫での自然解凍がお勧めです。
南イタリアでは夏の午後人っ子一人いなくなる時間帯が未だにあります。
何も知らない頃は、話だけ聞いて『怠け者だなぁ』と思っていましたが、実際その場所に行ってみて分かりました。 外に出れるような尋常な暑さではないんです。少し涼しくなってから活動したほうがより効率的ではないかと実感しました。
そんなアフリカに近い暑いシチリア。
強い紫外線を浴びていてもシチリアの女性の肌は小麦色に輝いている。 長年不思議に思っていたのですが、太陽の強い場所にはそのダメージから身を守るような作物が取れるんですね。 自然の摂理は不思議なものです。
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コメント
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コメント (2)
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こんにちは
夏になると タロッコ欲します。
酸味とほどよい甘みが絶妙ですね☆
1ファンです。
そっかぁ やっぱり身体の内に・・。
その風土に合ったジュースなんですね。
イタリア カラーにもぴったりですね☆
先日はサプライズ・ありがとうございました。
愛用させて頂いております。
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コメントありがとうございます。
そうそう、この酸味と甘みが夏にピッタリですよね。
自然の大地は、その土地で暮らす人に必要なものを与える、それが自然の摂理。 素晴らしいですね。
こういった暑いところで出来るジュースが欲しいと思うのは、暑すぎるときだなぁ、、と一人納得しています。
『バランカクリーム』喜んでいただけて良かった♪ 是非寝る前にカカトにも使ってみてね。ツルツルよ~