19Feb
こんにちは
オリーブオイルソムリエのベリタリアです。
去年末から売り切れてしまって欠品しておりますEXVオリーブオイルバランカですが、長らくお待たせして本当に申し訳ありません。
一昨日イタリアから連絡があって、バランカ社からオイルが出荷されたという情報を得ました。今月末には日本に到着します。
何故こんなに時間がかかるか?
オリーブオイルを搾ったあとに通常のオリーブオイルはフィルターをかけて細かいオリを濾過して透明なオリーブオイルにして出荷します。
この濾過をしないオリーブオイルを『無ろ過のオリーブオイル』と呼びますが、この無ろ過にも(すぐに出荷する無ろ過、時間をかけて沈殿させる無ろ過)等、色々な種類があります。
バランカ社では、この自然沈殿という方式を採用しており、約2ヵ月~3カ月という長期間オイルの様子を見ながら沈殿作業を慎重に行っています。そして、出荷直前にボトルにオイルを詰める作業をしています。
小さい農家さんならではの『美味しいオリーブオイルを供給したい』というこだわり哲学のためです。
なぜ沈殿作業をこのように慎重に行うかというと、しぼってすぐのオリーブオイルは上の写真のように濁ったグリーン色。しばらく時間を置くと下に澱が(オリ:オリーブの皮や実の細かいクズ)が自然に沈殿して透明なオイルになります。
無ろ過のオリーブオイルは旨みを濾し取っていないので、とても風味が良く美味しいのですが、難点はカスが多く残っていると1年半過ぎた頃より通常のオイルより劣化が早いという点です。細かい実のカスからオイルが痛んでくるのです。
というわけで、『無ろ過オリーブオイル』は旨みを取り過ぎないよう、痛まないよう慎重に沈殿作業を行うということが重要になってくるわけです。
他のメーカーさんのオイルがほとんど1月には出揃ったところで、まだかまだかと連絡を待ちながら、、ゆっくりスローな製造方法に、『やっぱりスローフード認定のオリーブオイルだからスローなのは仕方ないかなぁ』と、腹をくくりじっと我慢。良いものを作るには手を抜いてはいけない工程があるんですね。
はやる心を抑えて待っていたところ、やっと出荷されたという情報を得たということです。
バランカは今トラックでイタリア半島を南から北に向けて縦断中。 月曜日までにはミラノから飛行機に乗せられて、関西空港に到着し、来週末にはベリタリアの倉庫に入荷する予定になっています。
多くのご予約のお客様をお待たせして本当に申し訳ありません。入荷の様子をバランカ@なうとして、ブログにてまたお知らせします。
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コメント
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コメント (2)
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新バランカにやっと会えるんですね♪
楽しみにしております(*^o^*)
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本当にお待たせしてすいませんでした。
バランカ今頃はイタリアを縦断中だと思います。
一日も早く日本に届くことを、、祈っています。
またご報告しますね!