30Nov
こんにちは、オリーブオイルソムリエのベリタリアです。
前回の記事は⇒こちら
さて、私たちはシチリアの南東から少し内陸に入ったラグーサという町に滞在しておりました。
ここを宿泊地に決めたのは、ここから20キロほど離れたキアラモンテグルフィー
というトンダイブレア種オリーブオイルで有名な小さな町に行くためでした。
ここ3年ほど、トンダイブレア種のオリーブオイルも小さいポーションで扱っておりますが、何度もシチリアに行きながら、まだその町には行ったことがなかったので是非この目で確かめてみたいと常々思っておりました。
残念ながらベリタリアが扱っている会社はまだ搾油が始まっておらず、ラグーサでお知り合いになったドクター・ジョバンニの親友が、偶然私がリストアップしていたZottoperaというオリーブ農家だということを聞いて、ご紹介していただきました。
2010年スローフード・エクストラヴァージンオリーブオイルガイドでの★★★星格付けの生産者さんです。
収穫時期のお忙しいところ色々と説明していただきました。
最後に育てているオリーブの品種を説明していただいて、それから搾油したばかりのオリーブオイルをテイスティングさせていただきました。
今年のシチリアの作柄はあまり良いとは言えず、とくに収穫量が格段に落ちていて例年のように単一品種を作るのは難しいということでした。
こういった作柄についての詳しい事実を初対面の私たちに真摯に語ってくださったオーナーの息子さん。
普通は商品についての悪い点はオブラードに包んだり、控えるというのがよくあることなので、とても好感が持てました。
表面的には優しいけれど壁がある用心深いシチリアの人、本当に腹を割って友達になるのは難しいとよく聞きます。
結局トンダイブレア種のオリーブオイルは試飲することが出来ずとっても残念でした。
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コメント
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コメント (6)
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こんばんは、ワサビーノです(^-^)v9月に携帯電話をスマートフォンに機種変更して以来、以前のブログにログインする事が出来なかったので、改めてブログ作成する事になりました。すみませんでした。これからは、マイペースでブログ更新して行きますけど、FBも始めています。イタリア人の方とも、つたない忘れがちなイタリア語で、交流しております。(^-^)イタリア在住の日本人の知人、以前にイタリアでお世話になった方とも、FBで再会できる事になりました(^-^)vベリタリアさんも始めては、いかがですか?僕は、平良健の名前で参加しております。先週の月曜日までは、小豆島でオリーブ収穫作業のバイトに参加していました。先々週末に体調不良などで、沖縄に帰りましたけど貴重な体験をさせて頂きました。来年は年始めに、ベリタリアさんにお会い出来たらと思いますし、久しぶりにイタリアに行く予定です。いや、絶対にローマへ行きます!(^-^)vそれまでは、仕事頑張ってみます。(^-^)
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コメントありがとうございます。
色々と頑張っていますね。
目標をもってコツコツ続ける人が結局は成功するのだと思います。
頑張ってくださいね!
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感じますね。
有史以来、ずーっとオリーブが生活にある…って感じがよくわかります。
聖なる木ですものね~。
愛情を持って育てられて丁寧に搾られたオリーブオイルしか、もう食べられませんわ~!!
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コメントありがとうございます。
こうやって搾油所を尋ねると、それぞれの歴史を目の当たりにします。オリーブの歴史であったり家族の歴史であったり。
一番大切なのは、今生産している人の情熱だったり愛だったりすると思います。
Eternalさんの言われるように、オリーブオイルは聖なる木でキリスト教、イスラム教、ユダヤ教、それぞれの宗教儀式に使われるんですよね。
私もまだまだ勉強です。
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搾油所内部の見学はとても興味深いですね‼
写真を見てるだけでも楽しいですが、
実際に行かれると、匂いや空気など、
色々と感じられるものも多いですよね☆
買い付けの続きもの様子も楽しみにしています( ´ ▽ ` )ノ
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コメントありがとうございます!
実際に行くと色々と見えてくるものがありますね。 ここのオリーブオイルメーカーさんはアグリトゥーリズモもやっていて、宿泊客さん向けの博物館としても利用しているようです。
シチリアをはじめとした南イタリアでは、いまだに住み込みの小作人さんがいたり、なんだか小説の世界が実際に存在します。
ワインも美味しかったですよ~